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あさイチの話。

すでにちょっと今更感ありますが、今朝のあさイチの話を。

「NHKの情報番組で、いま若者に短歌が人気!という特集をするのだけど、
担当の方が『都内在住で短歌を詠んでいる若い女性』を探している。
倉野さんのことが思い浮かんだのですが、いかがでしょうか。」

という旨のメールをいただいて、私にできることでしたらご協力しますとお返事したのがそもそもはじまり。

その後、担当の方から直接連絡があり、渋谷のカフェに会いに行った。
短歌歴は何年くらいか、何がきっかけで始めたのか、
生活に変化はあったか、などを聞かれ、
そのときに短歌がきっかけで夫と知り合ったと話したらものすごく反応が良く、
ぜひそのお話を紹介しましょう!とのことだった。
(ちなみに担当者さんは若い女性の方だった)

今回のテレビ取材、私は未来短歌会の人間としてではなく、
ましてや歌人としてでもなく、
『短歌がきっかけで結婚した今時めずらしいカップル』として紹介される流れでした。

私の周りにはそういう夫婦はいっぱいいるし、
製作者さん側との温度差になんだかなぁと思うことも多かったけど、
それでも引き受けたのは私の短歌がテレビで紹介されるかも、という期待があったから。
今となってはその下心がとてもとても恥ずかしいです。

私は『短歌がきっかけで結婚した今時めずらしいカップル』としてじゃなくて、
これからも真摯に歌を詠みつづけて、しかるべきときに『歌人』として注目されたい。

結局のところ、私と夫がしゃべったことも渡した写真も二人の短歌もまるっとカットで何も映らなかったわけで、
それはそれで良かったんだと思う。

詳細は省きますが歌会のほうの取材もなかなか波乱万丈だったので…。
いろいろ引っくるめて、いい経験になったと言えばいいのかなぁ。


それとこれは私が書かないと、誰も知り得ないことだから、
最後にこれだけ書きますね。

担当者さんとディレクターさんが我が家に取材に来る前日、
夫は本屋で枡野浩一さんの「ショートソング」を買って帰ってきた。

取材の当日、夫は「これが、僕が短歌を始めるきっかけになった本です」と
昨日買ったばかりのショートソングをディレクターさんに手渡して、
「これはあなたに差し上げます」と言った。


夫が渡したショートソングを、あのディレクターさんが、
あるいは担当者さんが、少しでも読んでくれたらいいなと思っています。

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2015年12月22日(Tue) | 未分類 | TB(0) | CM(0)

未来2015年12月号

(未来2015年12月号掲載)


ジェイコブズ・ラダー

smoke on the water 不意に鳴り響き会議室中の午睡破れる

エレベーターにその引力が満ちていて咄嗟に名乗ってしまう旧姓

はめ殺し窓をFIX窓と呼ぶあなたは殺生を好まない人

いつか報いを受けるのだろうしろたえの給与明細に咲いている花

生きたまま抜かれる心臓ひとつずつ社員番号を割り当てられて

使わないものからカビが生えてゆく支部長の目の濁った薄膜

二十九階の窓から見る雲のあれはあなたの為の梯子だ




今までブログに作品を載せたりしたことがなかったのですが、
これからぼちぼちやってみようと思います。
ブログに載せれば、結社誌を読まない人にも私の作品を見てもらえることに今更気がつきました。


この連作の一首目が「うたらば」のテーマ「紫」の回で入選しTwitterで公開されたところ、
面白がってくださる方が意外といて、嬉しかったです。
一首で読むとギャグなんだけど、連作全体は割と鬱々としているかもしれない。

この文章も29階で書いてます。
それではまた。
2015年12月02日(Wed) | 未分類 | TB(0) | CM(0)
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