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もん女感想⑤(48首~56首)

こんにちは。倉野いちです。
なんだかどんどん区切りが中途半端になっていってるもん女感想ですが、
今回は48首目~56首目までのお歌です。

それではどうぞー。



48 いいひとねそれはどうでもいいひとといふことですね地球の女よ (太田宣子)

結句のよさ!これに尽きます。
いいひと=どうでもいいひと、というのは定番ネタというか、短歌じゃなくてもよく言われることじゃないですか。

そのあるあるネタを、地球規模まで拡げたところが、こちらのお歌の最大の魅力ですね。
年齢やお国柄なんて関係なく、こういうもんなんでしょうね~。女の人って。

もん女メンバーズの評価も高かった一首です。



49 お月さまだけが見ていた公園のベンチで君に女にされる (なるなる)

これはね、作者ありきの歌ですね!!だってなるなるちゃんだよ!?笑

月を「お月さま」(しかも様が平仮名!)と呼ぶメルヘンなところに始まり、最後は女にされちゃうんですよ。
なるちゃん、やっぱり小悪魔だわ~。

公園のベンチでドコまで至ったのか気になりすぎる・・・!という理由により、
飯田彩乃個人賞に決まりました~。おめでとうございます!


このお歌の裏話、今度会ったらじっくり聞かせてね、なるちゃん♪



50 ほろほろと煮崩れていく男爵をつつくあなたの女の部分 (田中ましろ)

『吊し上げの刑』一首目ですね~。おめでとうございます!(笑)


吊し上げって何?と話題になっていましたが、まぁ特になんということでもないです。

もん女メンバーズの酒のつまみにされ、あーだこーだ言われたというだけです。


まぁ始終、エロいあざとい言われっ放しでしたが、ものを食べることを「つつく」と言うのは好きです。
私自身、日常会話でも、比較的よく使ってるんじゃないかと思います。
私の愛して止まない中澤系さんのお歌にもあるように、魚のあら煮とか、そういうものを食べるイメージです。

私が「つつく」に対する熱いプレゼンをしていたところ、沼尻つた子さんが「『つつく』は冬の動詞かもしれないね。」と仰ってくれました。「あたたかい食べ物に使われるような」とのこと。


えろエロえろエロ言いっ放しでしたが、しっとりした雰囲気があって、いいお歌です。

ましろさんありがとうございました~。



51 ぱみゅぱみゅもシカオの声で聞こえてる紅葉ひらひら女ぽつねん (北大路京介)


ぱみゅぱみゅはきゃりーぱみゅぱみゅ、シカオはスガシカオでいいんでしょうか。

紅葉ひらひら女ぽつねん、寂しい風景なのですね。

あまりに寂しくて、きゃりーぱみゅぱみゅの歌もスガシカオの声で聴こえてしまうの?


実際そう聞こえたわけではなく、寂しさの比喩なのかなぁ。シカオ変換されちゃうくらい、寂しいのよって。
でもなんか笑っちゃわない?スガシカオが、つーけまつーけまって歌うの?


しかしぱみゅぱみゅとぽつねんが組み合わさると、どうにも寂しそうじゃない。

「ぽつねん」も「あげぽよ」などの仲間に思えてくるね。
紅葉ひらひら女あげぽよ。こりゃだめだ。


52 女子なんてみんなおんなじだと思う僕が知ってる女子は三人(六条くるる)


おめでとうございます!!銅賞です!!

得票数としては上位かなりの接戦だったのですが、すずさんの一声「くるるでいーじゃん」により受賞が決定しました。
決してテキトーに決めたわけではないですよ、ええ。


女なんてどうせみんな・・・といきがっているものの、3人しかまともに知ってる女子はいない、という自虐ネタ的な歌と取るか、
性別「女」の人間はそりゃたくさんいるけど、真の「女子」として僕が認めている女子は3人だけだ!というエラソーな歌と取るか、悩みました。

どちらにせよ、童貞っぽい。

後半に出てくるユキノ進さんのお歌とセットで、中学生男子短歌!可愛い!と、もん女メンバーズ一同盛り上がりました。

さすが六条くるる。可愛がられ方を心得ておるな。



53 無から出てまた無へ還るその道を教えてほしい女のひとよ (おかず)


倉野いち個人賞です!おめでとうございます!!

全体を通して、とても壮大な歌だと思います。

もちろん女だけじゃ子供を作ることは出来ないんですが、そんな理屈を抜きにして、「命を生み出すもの」「生命を繋いでいくもの」として女性を捉えていると感じました。

無から出て、また無へ還る。生まれて死ぬことのつながり。還という字もいいです。
女のひとよ、という言い方も丁寧で好き。女よ、だとなんかちょっと違う。
あくまで私の好みの問題かも知れませんが。


読めば読むほどいい歌です。「教えてほしい」とかね、ちょっと悩みのある感じが、どストライクなんですよね。


おかずさん、ありがとうございました!



54 ノーメイク、セルフカットの君だけど裏地のボアのにおいは女(岡野大嗣)


来たな~!岡野大嗣!!(呼び捨て)


このお歌、もともと知っていまして。超好きなんですよ!これ出してくるのはずるいです。
短歌としてケチつけるところはないです。つけられないです。


とは言え、こちらを受賞作に選ばなかったことにも、ちゃんと理由はあります。

なぜなら私は、ここに描かれているような女性が好きではないからです!!
ただの悪口?ヒガミ?どう思われてもいいです、もう!

こんな女子、魅力的に決まってる。ノーメイクでもセルフカットでもきちんと女を感じさせることが出来る。
きっと肌も髪もつるつるでキレイなんだと思います。

どれだけメイクでごまかしても、だめなんです。
肌や髪にあらわれる動物の雌としての生命力が、本能に訴えかけるフェロモンになる。

肌や髪って、体の中では後回しなんですよ。爪もそう。

だって人間の体って、まずは脳や筋肉や内臓にエネルギーをあげなきゃ、生きていけないでしょ?

それらに養分を供給して、その残りが肌や髪や爪などの末端に渡される。

ダイエットしすぎると肌が荒れますよね。
内臓に渡すエネルギーをカットしまくってるんだから、肌に栄養が満ちなくて当然なんだって。


話がそれましたが、つまり岡野さんのヒロインは、そういう魅力がもともと備わっているんだと思う。

着飾ったり、ダイエットしたり、そういうことに無頓着。
だからこそ匂い立つフェロモンがある。

そしてイイ男ほど、そのフェロモンを鋭く嗅ぎつけます。岡野さんのように。


月に2回ヘアサロンに通ったり、毎朝メイクに30分かけてるような女じゃ到底かないません。・・・私のことですけど、文句ある?



55 真夜中のメールをたどる指先に私の中の女まだいて (うらら花)


真夜中に、好きな人(好きだった人?)からのメールを見ている。

「まだ」いるということは、終わってしまった恋のことかな。

もしくはいわゆる干物女っていうんですか、恋愛なんて忘れちゃったわ~と思っていたのに、ふとしたメールにきゅんときている。
そんなシーンでしょうか。

大人の乙女なら誰しも心当たりのある状況ですし、きゅんときましたが、ちょっとありきたりに感じてしまいました。


そういえば先日21歳の女子大生に「倉野さぁん、あたし、好きになり方を忘れちゃいましたぁ」「恋って、どうやってするんだっけ?って感じなんです~ぅ」と相談(?)されました。

「忘れちゃったっていうか、まだ知らないんじゃないの?」と答えておきました。



56 女ゆえに流す膣奥の悦びを君だけのためとはまだ言えなくて (さかいまみ)


何度も言っておりますが、セクシーな短歌は好きです。

性に関わる直接的な言葉を短歌に用いることも、好きです。


ただ、私の好みなので、それが「良い」!「正しい」!と言い切れるわけではないのですが、そういった語はサラリと用いて欲しいです。

まさかセックスの場面とは全く思わないような語の並びの中に、エッセンスのように入っていたり。
または、思わず頬が赤くなるような濃厚なシーンを歌っているのに、直接的な言葉を一切使わず、美しく仕上げていたり。


言葉もチラリズムして欲しいんです。私自身の課題でもありますが・・・。


こちらのお歌では、「女」(これは必須ではあるのですが)、「流す」「膣」「奥」「悦び」と、なんとも画面に薔薇が飛びそうです。クラクラ。(←めまい)

リズムも不明瞭では?どこで区切っても、字余りが気になってしまいました。

あと、「膣奥」でひとつのことばでしょうか。造語かな。

分からなかったので検索してみたのですが、女性生殖器の正式な名称としてはこういう言葉はないようです。
そのかわり、エロサイトやアダルトコンテンツなどでは山ほど使われてました(笑)
すでに浸透している言葉のようですね~。

勝手な予測ですが、AV大好きな男の人が勝手に作った言葉なのかなぁと思うと、
男ってバカだなぁという気分に・・・(笑)
(正しい用語だったらごめんなさい!)

とはいえ、まみさんはもちろん女性。

女性が堂々と性の言葉を使って歌を詠むこと自体、私は大いに賛成ですし、応援しています!






今回はこのへんで。
たくさん語りたいお歌が多くて、いつも以上に暑苦しくなりましたね。

やっぱりテーマ「女」にしてよかったよ!面白いもん!

感想を書いていてふと思ったのですが、
今まで作った私の短歌はすべて、「女」のテーマ詠なのかもしれない・・・。

では、また。

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2012年11月07日(Wed) | 未分類 | TB(0) | CM(0)

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